片山(ちっ、役立たずどもめ…)
薮木(何ぶつぶつ言ってんの、命拾いしただけでも十分ありがたいよ…)
片山
幕府軍の酔っぱらいは、一体いつになったらまともなことをするんだ。
俺たち労働者が苦労して作った、戦闘用の砦が全く役に立ってないじゃないか。
薮木(何ぶつぶつ言ってんの、命拾いしただけでも十分ありがたいよ…)
片山
幕府軍の酔っぱらいは、一体いつになったらまともなことをするんだ。
俺たち労働者が苦労して作った、戦闘用の砦が全く役に立ってないじゃないか。
薮木
まあまあ、そう言うなって。
このご時世、生きてりゃそれだけでいい。
幕府がなけりゃ、こうして働くことも出来なかっただろう。
片山
ふんっ!
まあまあ、そう言うなって。
このご時世、生きてりゃそれだけでいい。
幕府がなけりゃ、こうして働くことも出来なかっただろう。
片山
ふんっ!
それとこれは別だ!
たたら砂の「御影炉心」で事故が起きた時、避難に必要な指揮を執ったのは俺だったんだぞ。
幕府は何もしてくれなかったじゃないか。
薮木
はは…
たたら砂の「御影炉心」で事故が起きた時、避難に必要な指揮を執ったのは俺だったんだぞ。
幕府は何もしてくれなかったじゃないか。
薮木
はは…
それは確かに。
俺もお前に救われたよ。
あの時は本当に助かった。
「御影炉心」がみんなを苦しませたことは俺も知ってる。
労働者の居場所がなくなり、こうして幕府の下につかなきゃならない。
だけど俺からすりゃ、幕府はすでに今一番頼りになる場所なんだ。
何しろ、政府なんだ。
ことが終わればきっと、報酬もきちんと支払われる。
片山
ふん、そうだといいがな…
俺もお前に救われたよ。
あの時は本当に助かった。
「御影炉心」がみんなを苦しませたことは俺も知ってる。
労働者の居場所がなくなり、こうして幕府の下につかなきゃならない。
だけど俺からすりゃ、幕府はすでに今一番頼りになる場所なんだ。
何しろ、政府なんだ。
ことが終わればきっと、報酬もきちんと支払われる。
片山
ふん、そうだといいがな…