(大丈夫、次はきっと上手くいく…)

ちょうどよかった、よく聞いて――
「こ、こ、今夜は、み、み、みんなに…」
…はあ、やっぱ今回もだめだ、パフォーマンスしてるって思うとどもるの…

>私にそっくりな人を見かけた?

君にそっくり…
ああ!見たかもしれない!
どこだったかな…
そうだ!
思い出した、小さい頃に読んだ絵本、その主人公も君のようなきれいな金髪を持っていたよ!
あっ…家族を探してるんだね、ごめん…誤解しちゃった。
現実世界だと、君にそっくりな人は見てないな、君の恰好は独特だしね。
とりあえず、心にとどめておくよ!

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>どもる?

今デビューステージのために練習してるんだけど、困ってるの。
普段話す時は普通だけど、パフォーマンスしてるって考えると、緊張してどもってしまう…
でもこれは私の夢だから、私は頑張る!

 >夢について…

私の夢は吟遊詩人だけど、収入が不安定だって親に反対された…
学者になってほしいって言われたけど、学術の研究なんて好きじゃない…
勉強のために部屋に閉じ込められたけど、窓から聞こえる吟遊詩人の詩はあの時の唯一の楽しみだった。
だから大人になった後、吟遊詩人になりたいと思ったの。
たとえ親に反対されても、私は夢を叶えたい!
自分の選ぶ道だから、どんな困難でも克服する…どもることだって絶対なんとかする!

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>グッドラック。

ありがとう、絶対にモンドの伝説の吟遊詩人になるからね!
…どもることを克服できたらだけど…