(ちっ、また沈んだ…)
なに?お前も俺を笑いにきたのか?
>まだ何も言ってない…
じゃあ何しに来た?
ボート作りを手伝いに来たわけじゃないだろ?
他のことだとしても、今は聞く気分になれない、はあ…
-------------------------
他のことだとしても、今は聞く気分になれない、はあ…
-------------------------
>…ボートを作ってるの?
ああ、フローラさんと一緒に乗れるボートを作りたいんだ!
ふわふわしたフローラさんが乗るんだから、ボートに重い龍骨はいらないだろ?
ボートの底は彼女の大好きな蒲公英を使って…
なに?ボートがどこにあるかって?
1号艇はあそこの水の底、2号艇はここの水の底…
なんで浮いてくれないんだ?
ふわふわしたフローラさんが乗るんだから、ボートに重い龍骨はいらないだろ?
ボートの底は彼女の大好きな蒲公英を使って…
なに?ボートがどこにあるかって?
1号艇はあそこの水の底、2号艇はここの水の底…
なんで浮いてくれないんだ?
>フローラについて…
なんでそんなにフローラさんの事を気にかけてるのか聞きたいんだろ?
実はな、俺の両親は俺が幼い頃に離ればなれになってしまって、俺はいつも独りぼっちだったんだ。
もし俺に妹がいたら、きっと彼女のような天真爛漫な子だっただろう…
俺は彼女を妹だと思って大切にしたいんだ。
おかしいと思うかもしれないが、家族と一緒にボートに乗るのが俺の夢だったんだ。
ただ、その話をするたびにオヤジに笑われてしまう…
でもフローラさんならきっと俺のことをバカにして笑ったりしないだろう。
>ふふっ、その通り。
おい、フローラさんの真似するな!失礼だぞ!
>自分に酔いしれてるだけに聞こえるけど…
ああ、そうなのかも…
っておい!よ…酔いしれてるとはなんだ!
そんなことないぞ!
それに考えてもみろ。
自分すら感動させられない事をやっても意味ないだろ?
⁂…成功するといいね。
ああ、必ずフローラさんを俺の作った蒲公英ボートに招待してみせるよ…
今まで何回も沈んじゃったけどな…
…でも悪いことばかりじゃないよ。
今まで何回も沈んじゃったけどな…
…でも悪いことばかりじゃないよ。
船が沈んだせいで、俺の泳ぎはますます上達した!
前回沈んだ時、カニが俺の腕を攻撃してきたが、俺は見えないまま岸に戻った。
そういえば、あの時俺のポケットに入ってきたカニもいたな…
お前にあげるよ。
前回沈んだ時、カニが俺の腕を攻撃してきたが、俺は見えないまま岸に戻った。
そういえば、あの時俺のポケットに入ってきたカニもいたな…
お前にあげるよ。
-------------------------
>お邪魔しました…
…ああ。