ゲイル(西風騎士)

(また退屈な一日だ…)

また退屈な一日だ…
ああ！

何か手伝ってほしいことでも？
いやいや、なくても全然いいんだ！

①なにしてるの？

こっちだって知りたいよ…
俺はなにをしてるんだ。
分かったよ、実はモンドの小門を見張っているんだ。
ああ、ほぼ誰も通らない小門を。
笑えばいい。
見ての通り、意味のないことさ。

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②困ってるの？

ああ、困ってるよ。
８歳から体力の訓練、10歳から剣術、16歳に見習騎士になった…
その私がこんな仕事をしてるなんて…
騎士団で仕事をしてるのに、小門を見守るだけの仕事とは、まるでディオナのいないキャッツテールのようだ。
魂がないのさ！
…そういえば君、なんか困ってない？
どんなことでもいいからさ、手伝わせてくれない？
一応西風騎士だからさ！
ああ…ないんだ…

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③さようなら。

そうなんだ。
なんかあったら俺のところに来てくれ…

はあ、いいや。
こんな目立たないところにいるし、すぐ忘れられるに決まってるさ…

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■3.1　ブリーズブリュー祭
(俺でも豊穣の祭りを楽しめるかな…)

城内のみんなが楽しければ楽しいほど、俺の一日が無意味に見えてくる…
ブリュー祭か、父さんのほうは忙しいだろう…
俺はここで何しているんだ、家の手伝いをしてたほうがマシだな。