「御建鳴神主尊大御所様像」を限定販売している天井屋の前で、何かが起こっているらしい…
…九条裟羅と会話する…
五歌仙広場の混雑はだいぶ緩和されたが、まだ気を緩めることはできない。
祭りだからと軽んじるな。
これは重要事項だ、いいな?
祭りだからと軽んじるな。
これは重要事項だ、いいな?
陽斗(同心)
はっ!九条裟羅様!
おーい!
裟羅――
ん?お前たちか。
何かあったのか?
>特にない…
そうか、ないに越したことはない。
-------------------------
>この前小説を失くしたこと…
何はともあれ、問題が解決できてよかった。
>この前は迷惑をかけた。
これは我々の責務だ。
速惑だなどと思う必要はない。
-------------------------
此度の容彩祭では、祭りの秩序と治安を維持するのが我ら天領奉行の務め。
何かあれば、私に言うといい。
すごく忙しいみたいだな、なにか大変なことでもあったのか?
大変と言うほどではない。
ここ数日、「列への割り込み」や「商品転売」の報告をいくつも受けてな…
それと「物好きな輩による顔出し看板の占拠」…
どれも些細なことだか、一つ一つを登記するとなると、やはり人手がいるんだ。
>お、お疲れさま…
だが、これほど沢山助けを求めてくれるのは、天領奉行が人々の信頼を取り戻せている証明でもある。
容彩祭の警備は将軍様の命令であり、民案に天領奉行を再認識させる機会でもある。
決して間違いがあってはならない。
たとえどんなに疲れていても、向き合うのが当然だ。
えへへ、でもそんな忙しい中、ここに来たってことは――
将軍様人形が買いたかったんだろ?
オイラたちも欲しいなって思ってたぜ。
「人形」とはなんのことだ…
コホンッ、私はただ近くで見回りていただけだ。
すぐに行く。
照れるなって、えへへ。
実は神子から聞いたんだ。
前におまえが人形を買ってた時、朝早くから列の一番目に並んでたらしいな!
宮司様が、そのようなことまで…
はぁ、いいだろう。
私は常に畏敬の念をもってこのことに向き合っている。
端から題すつもりはない。
だが一つだけ、訂正してもらいたい。
ん?なんだ?
これは「人形」などではなく――
「御建鳴神主尊大御所様像」の形をした彫像だ。
分かったか?
御…御建…嶋…
わ、わかった。
此度の「御建鳴神主尊大御所様像」は、初めて発売される新しい型のものだ。
購入は一人一つまでで、総数は三百のみ。
多くの者は、朝早くから並んでいた。
こんな時間に来たお前たちは、おそらくもう手に入らんだろう。
そ、そうだったのか…
でも裟羅は朝早くから並んだんだよな?
無事に手に入ったのか?
普段であれば、必ずやこの手で「御建鳴神主尊大御所様像」をお迎えしていたが、今は容彩祭における公務のほうが優先だ。
店が開かれる前から、我々はすでに勤務を始めている。
名残惜しいが、今回は諦めるしかなかった…
そっか…残念だな…
だから――
私の代わりに、他の者に買ってもらうよう手配した。
――買ってたのかよ!
でも一人一つ限定なんだよな?
すごく人気の人ぎょ…彫像だし…
代理のやつに買わせるのは難しいんじゃないか?
私もそれで困っていたのだが、連日公務に励んでいた私を労って、八重宮司様がとある「専門家」を派遣してくださったのだ。
「専門家」が誰なのかは分からないが、おおかた鳴神大社か社奉行所属の者だろうと思って、私も深くは聞かなかった。
もうすぐ来る頃だろう。
今回は宮司様がいてくださって良かった。
「代理買い付け」をしてくれる者を探すのは一苦労だからな。
何せ、「早起き」の気力と、人気商品をその手に掴むための「大きな」体格が必要だからな…
「早起き」する気力と「大きな」体格…
>……
???)
……!
――ん?なんの音だ?
>風の音かな。
>葉っぱの音かな。
そうか…さて、少し長居しすぎたな。
次の見回り地点へ向かわねば。
お前たちが容彩察を無事楽しめることを願っているぞ。
裟羅が代理購入の件を話したとき、隣にある「木樽」から妙な物音がした…
…変わった木樽を調べる…
裟羅――
何かあったのか?
そうか、ないに越したことはない。
何はともあれ、問題が解決できてよかった。
これは我々の責務だ。
速惑だなどと思う必要はない。
何かあれば、私に言うといい。
ここ数日、「列への割り込み」や「商品転売」の報告をいくつも受けてな…
それと「物好きな輩による顔出し看板の占拠」…
どれも些細なことだか、一つ一つを登記するとなると、やはり人手がいるんだ。
だが、これほど沢山助けを求めてくれるのは、天領奉行が人々の信頼を取り戻せている証明でもある。
容彩祭の警備は将軍様の命令であり、民案に天領奉行を再認識させる機会でもある。
決して間違いがあってはならない。
たとえどんなに疲れていても、向き合うのが当然だ。
将軍様人形が買いたかったんだろ?
オイラたちも欲しいなって思ってたぜ。
コホンッ、私はただ近くで見回りていただけだ。
すぐに行く。
実は神子から聞いたんだ。
前におまえが人形を買ってた時、朝早くから列の一番目に並んでたらしいな!
はぁ、いいだろう。
私は常に畏敬の念をもってこのことに向き合っている。
端から題すつもりはない。
だが一つだけ、訂正してもらいたい。
「御建鳴神主尊大御所様像」の形をした彫像だ。
分かったか?
わ、わかった。
購入は一人一つまでで、総数は三百のみ。
多くの者は、朝早くから並んでいた。
こんな時間に来たお前たちは、おそらくもう手に入らんだろう。
でも裟羅は朝早くから並んだんだよな?
無事に手に入ったのか?
普段であれば、必ずやこの手で「御建鳴神主尊大御所様像」をお迎えしていたが、今は容彩祭における公務のほうが優先だ。
店が開かれる前から、我々はすでに勤務を始めている。
名残惜しいが、今回は諦めるしかなかった…
そっか…残念だな…
私の代わりに、他の者に買ってもらうよう手配した。
でも一人一つ限定なんだよな?
すごく人気の人ぎょ…彫像だし…
代理のやつに買わせるのは難しいんじゃないか?
「専門家」が誰なのかは分からないが、おおかた鳴神大社か社奉行所属の者だろうと思って、私も深くは聞かなかった。
もうすぐ来る頃だろう。
今回は宮司様がいてくださって良かった。
「代理買い付け」をしてくれる者を探すのは一苦労だからな。
何せ、「早起き」の気力と、人気商品をその手に掴むための「大きな」体格が必要だからな…
……!
>葉っぱの音かな。
そうか…さて、少し長居しすぎたな。
次の見回り地点へ向かわねば。
お前たちが容彩察を無事楽しめることを願っているぞ。
うぅ…見つかっちゃった…
なんでここにいるんだ?
あっ、もしかしておまえが…
「専門家」だったのか?
違う!
拙は…人形を買うため、昨晩からここを張っていた。
でも、待ってるうちに…
目がボヤけてきて…
――本当に少し目をつぶろうとしただけなんだぞ。
ほんの少しだけだ!
うぅ…人形が買えなかったと知ったら、あの天領奉行の天狗…
きっと拙を捕まえる!
>値切りは得意だよ。
本当か!助かった…
せ、節約して使うんだぞ!
睡眠の質を上げるために寝具を買う資金にしようとしていたが、早柚はまだ永い眠りにはつきたくないようだ。
はぁ…
せっかく稲妻に来ることができた上、早起きして駆け付けたのに、結局手に入らなかった。
今回の初回販売、思ったよりも量が少なかったな。
次はいつになるんだか。
まあせっかくここまで来たし…
代わりに何か、他の記念品でも買うか…
あら、君たちも買えなかったの?
うーん、おかしいわね…
その子は夜中から並んでて、先頭からだいたい百人目くらいで買えたんだって。
でも、私は彼女と百五十人くらいしか離れてなかったの。
それなら私も買えたはずじゃない?
うーん…やっぱりあとで店の人に聞いてみるわ!
ふふん、君たちのその表情、どうやら今回発売の「御建鳴神主尊大御所様像」が買えなかったみたいだね?
売ってくれるかって?
売るわけないだろ。
こっちは苦労してやっと手に入れたんだ。
他をあたるんだな。
もしかして、店の人が数を間違えたんじゃないか?
うーん…天井屋に行って聞いてみようぜ?
申し訳ございません。
今朝は他の者に店番を頼んでいたもので、詳細は分かりません。
ただ帳弾を見ると、確かに三百個売り出しています。
その、後ろの人形は売ってくれないのか?
申し訳ございません。
これらは…すべて展示用の見本品でして。
皆さん、そう落ち込まないでください。
今回この彫像が限定販売されたのはこの容彩祭が初めてですし、この先また機会があるかもしれませんので…
じゃあ次の発売って、いつになるのよ?
それにこのお兄さんなんか、遥々モンドから来たのよ。
早くからずっと並んでて、少なくとも私より五十人は先だった。
その彼でさえ買えないなんて、どう考えても数が合ってないんじゃない?
コンラッド
まあ…俺は稲妻の祭りに詳しくないから、あくまで感覚だが…
確かに売り切れるのが早すぎたとは思う。
楓
申し訳ございません。
今朝の帳薄はもう何度も確認したのですが、おそらく問題はないかと…
玲花
そう…なら、天領奉行の人に調査してもらおうかしら?
天領…奉行?
だ、だめ――!
楓
おや?あなた方は…
>社奉行の「専門家」。
玲花
あれ?こういうことって、社奉行の管轄だったの?
えっと…そ、そうだ!
この件は、我々が追って調査する。
だ、だから…天領奉行に連絡する必要はない!
彼らはすごく忙しいからな、あはは…
おかしいぞ、なんで早柚は急にやる気になったんだ…
>確かに神子が呼んだ「専門家」なら…
>「一番早く」に並ぶはずだもんね…
シーッ――
天領奉行に報告されてしまったら、九条裟羅はきっと…
拙に事情を聞いてくる!
そしたら、人形が買えなかったことが…
と、とにかく…
やむを得ない時が来るまでは、天領奉行には知らせるな!
玲花
そうね…もう調査をしているのなら、とりあえずは結果を待つわ。
コンラッド
まあ、せっかくここまで来たし…
人形が買えないなら、他のを見てくるか。
楓
ご理解、感謝いたします。
調査結果が分かり次第、ただちにお知らせいたします。
でも調査するって言っても、オイラたちにはなんの手がかりもないぞ。
やっぱりお客さんたちの数え同違いなんじゃないか?
最初から最後まで並んでた証人みたいな人がいたらいいんだけどな…
>いるにはいるけど…
せ、拙のことか…
でも、拙はずっと寝てて…
>うたた寝してた時、何か声は聞こえた?
声?う一ん…
コンラッド
…選び終えたよ、これで頼む。
楓
毎度あり!
またのお越しをお待ちしております。
「毎度」…「あり」?
思い出した、今朝、たくさんの「毎度あり」を聞いた!
えっ!何回だった?
ちょうど三百回だったか?
それは、ちょっと…
>具体的な数じゃなくてもいい…
>毎回の会計にかかった時間は?
うぅ…うーん――
あっ、毎回「毎度あり」って聞こえる度…
十六回のいびきをかいてた!
そんな数え方があるのかよ!
十六回のいびきは、だいたい一分だ。
それに品物の準備とか、箱を達ぶ時間を合わせたら…
えっと…
>少なくとも五時間かかる。
そう!今だって販売開始からまだ四時間しか経ってないんだから、きっと数に問題がある!
つ、つまり、本当なら拙が今起きたとしても、まだ買えるかもしれなかった!
たぶん…
>…完全にないとは言えない。
と、とにかく!
任務が失敗したのは悪者が細工していたからで、拙がサボったせいじゃない!
じゃあ、いったい誰がそんなことを?
今回は購入方法も厳しく、一人一つしか買えないうえに、身分まで登録しなければならなかった…
だから一人が多く買うのは無理だ。
>道理で会計に時間がかかってたんだ…
裟羅たちが街の警備をしてるから、列に割り込むやつはいなかったはずだよな?
>他を除けば…
残るは…
もしこれが悪いやつのしわざなら、きっとその人形を高値で売ろうとするはずだよな!
さっき苦労して手に入れたって言ってた人に、聞いてみようぜ!
なにか手がかりが見つかるかもしれない。
「御建鳴神主尊大御所様像」の販売数がどうにも怪しいようなので、あなたたちは調査することに決めた。
…順平と会話する…
順平
「御建鳴神主尊大御所様像」を買えた秘訣を教えてほしいだって?
ふんっ、誰が教えるか!
えっ?なんでだよ?
おまえの人形をとろうとしてるわけじゃないのに…
順平
聞くな、言えないもんは言えないんだ。
どうして…
>内部の人が売ったんでしょ。
順平
ど――どうしてそれを?
>我々は「専門家」。
えっ?ああ…
そうだ、わ…我々は「専門家」!
順平
はぁ、そうか…
もう知ってるんだったら仕方ない…
だが他のやつには言うなよ。
俺は朝早くから並びに来たが、彫像はとっくに売り切れてたんだ。
悔しかったから、天井屋の裏口に行って、次の販売がいつになるか店員に聞こうとした…
そしたら、彫像を何箱も外に運んでるのが見えたんだ!
何をしてるのか聞こうとしたが、その時…
>人形を渡されて口封じされた?
順平
ああ、そうだ…
だが俺は金を払ったぞ!
店員から正式に買い取ったんだ!
正式な取引だったかどうかは、お前が決めることではない。
順平
な、これは…天領奉行?
容彩祭に乗じ、買い占めをして高値で売ろうとする者がいるとの知らせを受けた。
たとえこれらの彫像が戦略物資ではなく、市場によって価格が上下するものだとしても…
内部者が職務権限を不正に利用して取引記録を偽造し、品物を横領したことは、完全なる達法行為!
我々はすでに天井屋を調べた。
帳簿に間違いはなかったが、銭箱の中に、石が入ったモラ袋が二つあった。
順平
そ…そんな…
証拠品として、その「御建鳴神主尊大御所様像」を押収する。
それからお前の損失分については、犯人を捕まえ次第全額返金する。
順平
はぁ…わかった…
まさか、そんなことまでしてたなんて…
まあ…俺は稲妻の祭りに詳しくないから、あくまで感覚だが…
確かに売り切れるのが早すぎたとは思う。
申し訳ございません。
今朝の帳薄はもう何度も確認したのですが、おそらく問題はないかと…
そう…なら、天領奉行の人に調査してもらおうかしら?
だ、だめ――!
おや?あなた方は…
あれ?こういうことって、社奉行の管轄だったの?
この件は、我々が追って調査する。
だ、だから…天領奉行に連絡する必要はない!
彼らはすごく忙しいからな、あはは…
>「一番早く」に並ぶはずだもんね…
シーッ――
天領奉行に報告されてしまったら、九条裟羅はきっと…
拙に事情を聞いてくる!
そしたら、人形が買えなかったことが…
と、とにかく…
やむを得ない時が来るまでは、天領奉行には知らせるな!
そうね…もう調査をしているのなら、とりあえずは結果を待つわ。
まあ、せっかくここまで来たし…
人形が買えないなら、他のを見てくるか。
ご理解、感謝いたします。
調査結果が分かり次第、ただちにお知らせいたします。
やっぱりお客さんたちの数え同違いなんじゃないか?
最初から最後まで並んでた証人みたいな人がいたらいいんだけどな…
でも、拙はずっと寝てて…
声?う一ん…
…選び終えたよ、これで頼む。
毎度あり!
またのお越しをお待ちしております。
思い出した、今朝、たくさんの「毎度あり」を聞いた!
ちょうど三百回だったか?
>毎回の会計にかかった時間は?
うぅ…うーん――
あっ、毎回「毎度あり」って聞こえる度…
十六回のいびきをかいてた!
それに品物の準備とか、箱を達ぶ時間を合わせたら…
えっと…
>少なくとも五時間かかる。
そう!今だって販売開始からまだ四時間しか経ってないんだから、きっと数に問題がある!
つ、つまり、本当なら拙が今起きたとしても、まだ買えるかもしれなかった!
たぶん…
と、とにかく!
任務が失敗したのは悪者が細工していたからで、拙がサボったせいじゃない!
だから一人が多く買うのは無理だ。
裟羅たちが街の警備をしてるから、列に割り込むやつはいなかったはずだよな?
残るは…
さっき苦労して手に入れたって言ってた人に、聞いてみようぜ!
なにか手がかりが見つかるかもしれない。
「御建鳴神主尊大御所様像」を買えた秘訣を教えてほしいだって?
ふんっ、誰が教えるか!
おまえの人形をとろうとしてるわけじゃないのに…
聞くな、言えないもんは言えないんだ。
>内部の人が売ったんでしょ。
ど――どうしてそれを?
えっ?ああ…
はぁ、そうか…
もう知ってるんだったら仕方ない…
だが他のやつには言うなよ。
俺は朝早くから並びに来たが、彫像はとっくに売り切れてたんだ。
悔しかったから、天井屋の裏口に行って、次の販売がいつになるか店員に聞こうとした…
そしたら、彫像を何箱も外に運んでるのが見えたんだ!
何をしてるのか聞こうとしたが、その時…
ああ、そうだ…
だが俺は金を払ったぞ!
店員から正式に買い取ったんだ!
な、これは…天領奉行?
たとえこれらの彫像が戦略物資ではなく、市場によって価格が上下するものだとしても…
内部者が職務権限を不正に利用して取引記録を偽造し、品物を横領したことは、完全なる達法行為!
我々はすでに天井屋を調べた。
帳簿に間違いはなかったが、銭箱の中に、石が入ったモラ袋が二つあった。
そ…そんな…
それからお前の損失分については、犯人を捕まえ次第全額返金する。
はぁ…わかった…
まさか、そんなことまでしてたなんて…
順平はおとなしく人形を渡した…
まさか、こんな早く裟羅がこいつらの動きに気づくなんてな。
我々も先ほど情報を得たばかりなのだ。
まだ犯人を捕まえられるほどの人手は集めていない…
ん?そちらは…
ううっ!捕まる…
>この子は早抽…
ほう?宮司様が呼んだ「専門家」か?
なぜずっと会えないのか疑間に思っていたが…
えっと…拙たちは…
人ぎょ…
あっ、「御建鳴神主尊大御所様像」の数が合わないことの調査をしてた…
そうか、ご苦労だった。
だがこの件は天領奉行が引き受ける。
もう問題はないだろう。
うぅ…
ん?
その…実は…「御建鳴神主尊」…
>早柚は昨晩から列に並んでたよ。
そうなのか?
それは本当にご苦労だった。
では、「御建鳴神主尊大御所様像」はどこに…
>その後、彫像が運ばれてた現場に遭遇して!
そっ――そうそう。
早柚は一晩中、店員のほうを調査してたんだ!
それで戻ってきた時には、もう販売が終わっちゃってて…
そ、そう!
それがなかったら、拙は買えてた!
そうか…結局、買えなかったのか。
うぅ…すまない…
…この件は悪事によるもの。
今は、速やかに逮捕計画を立てることが最優先事項だ――
そんなに自分を責めることはない。
うん…
情報によれば、容疑者はすでに会場の近くで高値の転売を始めているようだ。
だが場所は巧みに隠されており、動きも慎重。
直接突入すれば、躍起になって証拠を破壊するかもしれない。
秘密裏に包囲するには、誰かがやつらの注意を引く必要があるが…
夜通し調査をしていたと言うのなら、その者の詳細を知っているはずだな。
やつの信頼を得るには、お前たちが適任者といえよう。
皆の者、天領奉行に力を貸してはくれないか?
ヘっ?う、うん!
拙たちに任せておけ。
ははっ、は…
販売された数が足りない真実が明らかになった。
あの店員と話して、裟羅が人手を割くための時間を稼ごう!
…会場の近くにある取引の場所に行く…
…買い物するふりをして、時間を稼ぐ…
清剛
ん?誰からの紹介で来た?
今は特殊な状況で、他の客からの紹介は断ってるんだ。
>品物運びを見た人からの紹介。
清剛
チッ…やっぱりあいつか。
まあ、あいつも品物を買った客の一人といえるか…
先に言っておくが、この商品は品薄なんだ。
他と同じ価格で買えるとは思うなよ。
また値上がりしたのか?
たったの数時間しか経ってないぞ!
清剛
ふんっ、買いたくねぇんなら別に構わない。
価格はまだまだ上がるんだ。
急ぐ必要がなけりゃ、もっと上げてたぜ…
とにかく、ここ以外で買えるところなんてねぇよ。
うぅ…ええと、もう少し値切りをしよう…
>その人形、値崩れしたりしない?
>もう少し安くならない?
清剛
グタグタ言ってないで、お前が思う値段を言え。
【成功】
清剛
いいだろう。
では、品物を引き渡す時間を決めよう…
待った!
オイラ、まだ値段が高いなって…
清剛
高い?
ふんっ、あと何日かしたら、もっと高くなるぞ!
【失敗】
清剛
おいおい、それっぽっちの金、タダで渡すのとなんも変わらねぇじゃねえか!
もういい、これ以上お前らに付き合っても無駄だ。
-------------------------
冷やかしか?
買う気もねぇなら時間を無駄にさせるんじゃねぇよ。
騒がせやがって、場所を変える時間もなくなったじゃねえか…
その必要はない――
横領罪と取引偽造罪で逮捕する。
証拠は出揃っている。
我々と共に奉行所へと来てもらおう。
清剛
――天領奉行?
いつの間に…まさか、さっき値切りをしてた時に…
ヘへっ、神妙にお縄につけ!
天領奉行たちは、店員を奉行所へ連れて行った…
みなの手助けに感謝する。
やつが品を隠していた場所も割れ、早速押収に向かっている。
よし、これで天井屋のほうも確認が終わったら、また列に並んで買えるよな?
今度こそ…任務を達成しないと!
おそらく…それはできない。
押収した品物は、証拠として奉行所が保管する。
暫くは売ることができないだろう。
そ、そんな…
このことを店主に伝えてきてくれないか。
私は奉行所へ戻り状況を確認してくる。
裟羅はなにも言わなかったけど…
悲しんでるはずだよな?
うぅ…本当にもう方法はないのか…
「御建鳴神主尊大御所様像」による騒動も収まりそうだ。
…状況を楓に報告する…
まだ犯人を捕まえられるほどの人手は集めていない…
ん?そちらは…
ほう?宮司様が呼んだ「専門家」か?
なぜずっと会えないのか疑間に思っていたが…
人ぎょ…
あっ、「御建鳴神主尊大御所様像」の数が合わないことの調査をしてた…
だがこの件は天領奉行が引き受ける。
もう問題はないだろう。
それは本当にご苦労だった。
では、「御建鳴神主尊大御所様像」はどこに…
そっ――そうそう。
早柚は一晩中、店員のほうを調査してたんだ!
それで戻ってきた時には、もう販売が終わっちゃってて…
それがなかったら、拙は買えてた!
今は、速やかに逮捕計画を立てることが最優先事項だ――
そんなに自分を責めることはない。
だが場所は巧みに隠されており、動きも慎重。
直接突入すれば、躍起になって証拠を破壊するかもしれない。
秘密裏に包囲するには、誰かがやつらの注意を引く必要があるが…
夜通し調査をしていたと言うのなら、その者の詳細を知っているはずだな。
やつの信頼を得るには、お前たちが適任者といえよう。
皆の者、天領奉行に力を貸してはくれないか?
拙たちに任せておけ。
ははっ、は…
あの店員と話して、裟羅が人手を割くための時間を稼ごう!
ん?誰からの紹介で来た?
今は特殊な状況で、他の客からの紹介は断ってるんだ。
チッ…やっぱりあいつか。
まあ、あいつも品物を買った客の一人といえるか…
先に言っておくが、この商品は品薄なんだ。
他と同じ価格で買えるとは思うなよ。
たったの数時間しか経ってないぞ!
ふんっ、買いたくねぇんなら別に構わない。
価格はまだまだ上がるんだ。
急ぐ必要がなけりゃ、もっと上げてたぜ…
とにかく、ここ以外で買えるところなんてねぇよ。
うぅ…ええと、もう少し値切りをしよう…
>もう少し安くならない?
グタグタ言ってないで、お前が思う値段を言え。
清剛
いいだろう。
では、品物を引き渡す時間を決めよう…
オイラ、まだ値段が高いなって…
高い?
ふんっ、あと何日かしたら、もっと高くなるぞ!
清剛
おいおい、それっぽっちの金、タダで渡すのとなんも変わらねぇじゃねえか!
もういい、これ以上お前らに付き合っても無駄だ。
買う気もねぇなら時間を無駄にさせるんじゃねぇよ。
騒がせやがって、場所を変える時間もなくなったじゃねえか…
横領罪と取引偽造罪で逮捕する。
証拠は出揃っている。
我々と共に奉行所へと来てもらおう。
――天領奉行?
いつの間に…まさか、さっき値切りをしてた時に…
ヘへっ、神妙にお縄につけ!
やつが品を隠していた場所も割れ、早速押収に向かっている。
押収した品物は、証拠として奉行所が保管する。
暫くは売ることができないだろう。
私は奉行所へ戻り状況を確認してくる。
悲しんでるはずだよな?
楓
…なるほど、ご苦労様でした。
ただちに補償内容を作成し知らせを掲載いたします。
…じゃあ私たちはこれで…
楓
あっ、少々お待ちください――
こちらは、展示用の「御建鳴神主尊大御所様像」です。
見本品ですが…
その...お礼として、あなた方に差し上げます。
今回は店の目が不行届だったことで、皆さんにご迷惑をおかけしました。
お詫びとお礼に、ささやかですが受け取ってください。
ほ、本当か?
>これを沙羅にあげるのはどう?
うん…この人形を九条裟羅に渡せば、任務完了だ。
だめだ…ずっと続いてた緊張がとけたせいで、今にも寝てしまいそうな気分…
蛍、この人形を…奉行所まで届けて…
すぅすぅ…
拙…もう仕事しないで済む…
-------------------------
(木樽に耳を近づけると、微かにいびきが聞こえる…
夢の邪魔はしないでおこう。)
-------------------------
御建鳴神主尊大御所様像
…なるほど、ご苦労様でした。
ただちに補償内容を作成し知らせを掲載いたします。
…じゃあ私たちはこれで…
楓
あっ、少々お待ちください――
こちらは、展示用の「御建鳴神主尊大御所様像」です。
見本品ですが…
今回は店の目が不行届だったことで、皆さんにご迷惑をおかけしました。
お詫びとお礼に、ささやかですが受け取ってください。
ほ、本当か?
>これを沙羅にあげるのはどう?
うん…この人形を九条裟羅に渡せば、任務完了だ。
だめだ…ずっと続いてた緊張がとけたせいで、今にも寝てしまいそうな気分…
蛍、この人形を…奉行所まで届けて…
すぅすぅ…
拙…もう仕事しないで済む…
-------------------------
(木樽に耳を近づけると、微かにいびきが聞こえる…
-------------------------
御建鳴神主尊大御所様像
沙羅の憧れの「御建鳴神主尊大御所様像」。
さっそく彼女に見せてあげよう。
-------------------------
「御建鳴神主尊大御所様像」による騒動も収まりそうだ…
裟羅がこの結果を気に入ってくれるといいが。
…奉行所に行って、裟羅と会話する…
裟羅――これを見ろ!
こ、これはまさか…?
「御建鳴神主尊大御所様像」を取り出し、経緯を説明した…
ここ最近ずっと忙しかったから、細かいとこまでは見てなかったけど…
こうして見ると、よく作り込まれてるよな…
当然だ。
これは八重堂でも最高峰の絵師が図案を描き、稲妻でもっとも手練れとされる漆器職人によって作られたもの…
そうでなければ、将軍様の御姿の千分の一も再現できないだろう。
それに、この立派な造形を長く保つには、特製の祠を購入して奉安する必要がある。
定期的に掃除し、埃を払わなければならない。
もっとも良いのは、職人を呼んで手入れしてもらうことだが…
裟羅…裟羅…!
ん?どうした、「御建鳴神主尊大御所様像」保全の道は、全部で五箇条あるんだ。
まだ一条も言い終えていない…
この小さな人形に、それほどまでの心得が必要なのですね…
神子からは何も聞かされていませんでしたが…
――しょ…・将軍様!?
どうしてここへ…
何もすることがなかったので、天守閣の外に来てみたのです。
ところで、この人形は、あなたが買った物なのですか?
こ…こ…これは…
――彼女のもので…
えぇええ――
>そう。
>私の。
おや?あなたもこのような物に興味があったのですね。
将軍様…・
私はまだ容彩祭の警備を手配しなければなりませんので、先に失礼いたします。
ええ、ご苦労様です。
裟羅は無言でその場を離れて行った…
裟羅の後ろ姿…
なんだかしょんぼりしてたな。
そういえば…天守閣に人形がもう一つあります。
八重堂から贈られた見本品ですが、私のところにあっても使い道がないのであなたたちに差し上げましょう。
>でも、もうここに一つあるし…
私の言葉に二言はありません。
差し上げると言ったからには、それをどう扱おうと、好きにしていいということです。
もちろん――他の方へ贈っても、構いませんよ。
それが面倒であれば、私から人を手配して届けることもできます…
もちろん、差出人の名前は、あなたにしますが。
ええ…なんでそんな面倒なことを…
>パイモン…
>それ以上聞かなくてもいい。
……
>天領奉行府に届けて。
>差出人は「蛍」で。
はい、それでいいでしょう。
戻ったらすぐに手配します。
それと、この容彩祭において、すべてがあなたたちの思う通りに、うまくいくことを願っていますよ。
《依頼完了》
…奉行所に行って、裟羅と会話する…
裟羅――これを見ろ!
こ、これはまさか…?
「御建鳴神主尊大御所様像」を取り出し、経緯を説明した…
ここ最近ずっと忙しかったから、細かいとこまでは見てなかったけど…
こうして見ると、よく作り込まれてるよな…
当然だ。
これは八重堂でも最高峰の絵師が図案を描き、稲妻でもっとも手練れとされる漆器職人によって作られたもの…
そうでなければ、将軍様の御姿の千分の一も再現できないだろう。
それに、この立派な造形を長く保つには、特製の祠を購入して奉安する必要がある。
定期的に掃除し、埃を払わなければならない。
もっとも良いのは、職人を呼んで手入れしてもらうことだが…
裟羅…裟羅…!
ん?どうした、「御建鳴神主尊大御所様像」保全の道は、全部で五箇条あるんだ。
まだ一条も言い終えていない…
この小さな人形に、それほどまでの心得が必要なのですね…
神子からは何も聞かされていませんでしたが…
――しょ…・将軍様!?
どうしてここへ…
何もすることがなかったので、天守閣の外に来てみたのです。
ところで、この人形は、あなたが買った物なのですか?
こ…こ…これは…
――彼女のもので…
えぇええ――
>そう。
>私の。
おや?あなたもこのような物に興味があったのですね。
将軍様…・
私はまだ容彩祭の警備を手配しなければなりませんので、先に失礼いたします。
ええ、ご苦労様です。
裟羅は無言でその場を離れて行った…
裟羅の後ろ姿…
なんだかしょんぼりしてたな。
そういえば…天守閣に人形がもう一つあります。
八重堂から贈られた見本品ですが、私のところにあっても使い道がないのであなたたちに差し上げましょう。
>でも、もうここに一つあるし…
私の言葉に二言はありません。
差し上げると言ったからには、それをどう扱おうと、好きにしていいということです。
もちろん――他の方へ贈っても、構いませんよ。
それが面倒であれば、私から人を手配して届けることもできます…
もちろん、差出人の名前は、あなたにしますが。
ええ…なんでそんな面倒なことを…
>パイモン…
……
>天領奉行府に届けて。
>差出人は「蛍」で。
はい、それでいいでしょう。
戻ったらすぐに手配します。
それと、この容彩祭において、すべてがあなたたちの思う通りに、うまくいくことを願っていますよ。
《依頼完了》