キャサリンから依頼を受けたわけでもなく、知り合いと約束したわけでもないのに、まるで黄金の光によって外海の島へ引き寄せられている感じがする。
おかしい、一体なにが起きたのだろう?
おかしい、一体なにが起きたのだろう?
…安彦太郎と会話する…
安彦太郎
名を聞いても?
>蛍。
承知した、その名を覚えておこう。
では、武者の誇りをかける覚悟はできたか?
>えっ、いきなりどういうこと?
>いやいや、失礼します。
うん?お前は決闘に来た武者ではないのか?
>そんな話、まったく聞いてない。
何だと?
「孤刀争逐」のことを知らないのか?
そんなはずは…
知らせは貼っておいたというのに。
それ、どこに貼ってあるんだ?
ここだ。
そんなとこに貼っても意味ないだろ。
こんな宣伝で人が来るのかよ!
ふん、社奉行が「容彩祭で刀を振り回すのは不適切だ」と言ったからだ。
俺は離島で決闘するのを禁じられた上に、チラシを貼ることさえ禁止された。
それゆえ、ここを決闘の場として選んだ。
チラシも近くに貼るしかない状況だった。
だが、試合を申し込みに来た武者はすでに四人いる。
お前を加えれば、五人になるな。
それでもここに来る人がいるなんて、変わったやつもいるんだな。
そういえば、蛍はなんでここに来たんだっけ。
オイラ、なんで来たか全然覚えてないんだけど…
決闘のことを知らずにこの島へと辿り着くとは。
お前はきっと強い武道精神を持った勇士に違いない。
武に熱い想いを抱く者が引かれ合うのは、この世の常というもの。
驚く必要はない。
どこの世界にそんな常識があんだよ!
ふふ、どうだ?
参加する気はあるか?
もし他の四人の参加者に勝てたら、もちろん賞金をやろう。
>考えてみる。
承知した。
では、ゆっくりと考えるといい。
■マップ
孤刀争逐
武者の安彦太郎が主宰する鉄血 熱血、冷血な最強決定戦、ここにて開催!